115日目
ばあちゃん家暮らし115日目
昼食 ひじきと大根の和風パスタ
夕食 かしわご飯 練り物 大根の煮物
やっと5連勤が終わり、休日。そして明日も休みだと思うと心にもゆとりが出てくる。
朝食後は図書館から借りた「自然農・栽培の手引き」を読み、勉強。この本は自然農見学会に何度か行った時に、師として自然農のことわりを教えてくださった鏡山さんがまとめた手引きである。図書館で見つけてすぐに手に取った。今の私の畑に必要な手の貸方がわかるかもしれないと思い、真剣に読む。丁寧でわかりやすいイラスト付きで、非常に読み進めやすい。
自然農では、刈った草をその場に敷いていく。しかし、私の畑は砂地であるので草すらあまり生えていない。刈るものがなく畝の表面が乾燥して作物すらできない状態である。
それが自然農を始めた1年前の私の畑。
それから様々な野菜の種を降ろし、米ぬかや生ごみをまき、少しでも草が生えると刈って敷いてきた。
すると、昨年に比べると土がふかふかになり、少し土を掘り起こすとミミズが出てくるようになった。また、生えている草の種類は以前と変わってきている。
本を読んだ後、畑を見にいくと作物は小さくほとんど収穫はできないのだが、土が呼吸し、たくましく生きようとしている。一歩ずつだが、確実に畑は変化している。
そう思うと嬉しくなった。この本のおかげで気づかされた。感謝である。
近所の同じ地区に広報誌を配りに久々に自転車に乗る。相変わらず風が強く寒かったが、外の空気を肌で感じ気持ちが良かった。
家に帰ってきてふとカーテンを開け庭をのぞいて見みると、庭木に鶯がきていた。そういえば二十四節気ではもうすぐ鶯鳴くの時期だったような。
昔の人はゆっくりと時間の流れる生活を過ごし、季節の移ろいを記録していたのだと思う。
忙しい毎日を送るなかでふとこのように自然を感じられる瞬間、心が浄化され、ほっこりとする。
明日は一日外へ出る予定。