ばあちゃん家暮らし

空き家になっているばあちゃん家で、豊かでていねいな暮らしを目指したまいにちのきおく。

74日目

ばあちゃん家暮らし74日目

 

朝食 玄米 味噌汁(玉ねぎ 生姜 白菜 山芋)納豆 梅干し

昼食 もち(きなこ 納豆 生姜砂糖 おろし大根 芋 いちご あんこ)

夕食 外食 きゃべつ おにぎり エビ 揚げ出し豆腐 

 

今日は朝から友人宅でもちつき。近所のひとを呼んで、毎年するようだ。今年は初参加。地元のお母さんたちが仕込み方、蒸し方、丸め方など教えてくれた。かまどには、お湯を煮立たせるが、大根が2等分して大きいまま入っていたので驚いた。大根を入れることで空焚きするのを防ぐそうだ。丸める人が多かったので、すぐにもちが成形できて固くなくて済んだ。初めての人も多かったが、見よう見まねでもちを丸めていた。

 

その後はもう一箇所のもちつきへ。こちらは、地域に振る舞うもちで、訪れた方々に食べてもらったりもちを買ってもらったり。今度はまた雰囲気が違ってそこがまた面白かった。もちをつく前に、生姜と砂糖を混ぜてつく餅、ふかし芋を混ぜてつく餅など、初めて見る餅もあった。生姜砂糖餅は砂糖を減らせばかなり美味しい餅になる。つきたては辛いが、時間がたつほど甘みが勝り、辛味が減っていく。だから子どもにも食べやすい。

 

2回目の場所でのもちつきでは、37キロのもち米を15臼ついた。男性たちのもちをつく力に逞しさを感じた。

 

もちつきは楽しい。前日の仕込みや当日朝早くの火おこしなど忙しく、人手がいるが、つくときには大勢の人が集まり、ついて丸めて食べる。賑やかで皆が笑顔になるひととき。子どもも大人も一緒になってそのひとときを過ごし、味わう。

もちつきっていいな。10年前までは毎年ついていたもちつき。じいちゃん、ばあちゃん、叔母さん、叔父さん、従兄弟で集まり、丸め方、つきかたを教わり鍛えられた。でも親戚一同に集まることが嬉しくて、ワクワクしていたことをいまでも鮮明に覚えている。

 

あのもちつきを復活させたい。

親戚だけでなく、地域の人も呼んでもちつきを楽しみたい。来年はできたらいいな。