ばあちゃん家暮らし

空き家になっているばあちゃん家で、豊かでていねいな暮らしを目指したまいにちのきおく。

42日目

ばあちゃん家暮らし42日目

 

朝食:実家 食パン 雑煮

朝食:白米 豆乳味噌汁 さつまいもと厚揚げのピーマン味噌炒め

夕食:白米 野菜たっぷりスープ 大豆焼き(豆乳、おから、豆腐) さつまいもと厚揚げのピーマン味噌炒め(昼の残り)

 

朝、8時前に部屋の掃除機かけをする。2階を初めて掃除機をかける。カベチョロの糞が大量だったがすこしは綺麗になった。2階の窓を開けると心地の良い風が入ってきた。

 

落花生を試しに掘ってみる。たくさん実がついており、太っていたので全ての落花生を収穫。去年の収穫忘れで、土の中に入っていたものが芽を出し、たくさんの実をつけてくれた。

 

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自然の力は不思議だ。不思議といえば不思議なのだが、自然からすれば人間のことを不思議な生き物だと思っているに違いない。

物事を客観的に見る視点というのはいつも心のどこかに置いておいてすぐに引き出せるようにしていたいものである。これが、自分の思考を深め、自分のベターの答えを出すことにもつながる。

 

しばらく収穫して干して腐らせていた銀杏の皮を取る。流水でもみ洗いし、皮を取っていく。かぶれるのでゴム手袋をしっかり装着。収穫した時にはバケツ8分くらいまであったのだが、皮を取るとその半分にも満たなかった。90〜100粒くらいであろう。しばらく干してしっかり乾燥させる。落花生も流水で軽く洗い、干しておく。

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その後、久しぶりにばあちゃんに会いに行く。父は週1回は顔を見せているが、私は法事以来なので約1ヶ月半ぶりくらいだろう。相変わらずの容姿で、父を見るとすぐにお金の話。すぐさま切り替えるように、畑の話をする。落花生を収穫したこと、銀杏の皮を取ったこと、椎茸栽培していること、オクラを収穫忘れでものすごく伸びていまったこと、季節外れのトマトがなっていることなど、スマホの写真を見せながら話す。畑の話になるとばあちゃんの表情がよく、昔の記憶をしっかり思い出して話してくれた。

過去の記憶を思い出すことは脳にとって良い刺激になるらしい。確かに、思い出すことには労力を要するし、思い出した時のすっきりした気持ちが良い刺激となるのだろう。その点、メモするよりも自分の脳に記憶しておくことも必要である。メモばかりに頼ると自分で思い出そうとする力が弱くなってしまう。

 

本当に忘れてはいけないことだけメモをして、あとは自分にまかせてみてもいいのかもしれない。

 

その後近くの直売所に寄ると、感謝祭を開催していた。人もそれほど多くはなく、ああ、うちの地域ならではだなと思う。

新米の掬い取りをし、だんご汁のふるまいもあったので父といただく。年に2回もふるまいを食べられて幸せである。

 

夕食を食べていると、カサカサと音がして、キッチンの壁を中くらいのゴキブリが羽を広げて這っていた。すこし弱っている。端っこに隠れてしまったので、箒で取ることはできず、仕方なく殺虫剤を噴射。動きが少なくなってからちりとりに入れて外へ逃がす。ここのところ暖かくなり、虫たちも活発に動いているようだ。

私も虫も同じだ。