19日目
ばあちゃん家暮らし19日目
朝食:生姜玄米 野菜たっぷり味噌汁 納豆 梅干し
昼食:生姜玄米 味噌汁 肉じゃが ぶどう
夕食:生姜玄米 野菜たっぷり味噌汁 豆腐ハンバーグ
生姜を刻み、2つまみの塩と一緒に玄米を炊いた生姜玄米がマイブーム。生姜がおいしい。新生姜が収穫できるのはもうすぐ。
こぼれ種で発芽したトマトが真っ赤に熟している。もうすぐすれば完熟である。桃太郎トマトの種をおろしたのだが、実がなる前に枯れてしまっていた。
初めての大玉トマトの収穫を迎えることができるのは非常に嬉しい。
朝、しいたけ原木を水に浸す。原木にはいつも、針金のような足の細い蜘蛛がくっついている。今日は3匹いた。不思議な蜘蛛である。
暖かくなったことで、久しぶりにゴキブリを見る。蔵に隠れていたので、風呂場のドアの開けっ放しには注意したい。
川口氏の自然農の考えによると、現代人の中に科学という魔物がすっかり居座ってしまい、人間生活のすみずみにまで浸透しているそうだ。代表的には学校教育、子どもの食、健康、病気などがそういった状態である。よく、食べ物、健康食品が万病の予防になると言われることがあるが、自然界の中にはそういったことはありえない。そのものの働きというのは決まっていないのである。相手によって変わり、正反対の働きとなる。◯◯は体にいいからといって食べることが多いが、それは人間の生命の営み、心の営みからはずれてしまうとのこと。現代社会は食べ物を科学的に分析し、栄養素という形でバラバラの物質として捉えられ、それに人間の生命を従わせていきている。科学したものは自然食といえども非自然である。
例えば肝硬変を起こした肝臓だけが問題ではなく、体全体に問題があるということに気づいていない。生命の営みのうちでの出来事である病気は、その現象面、故障した部分だけが病気ではない。
ニキビにはビタミンCがいいからといって、みかん、レモンを摂取するだけでは完治できない。対処療法をしてもその場しのぎであって、根本的に治ることはない。食生活全般を見直す必要があるのだ。
東城氏の自然療法の観点からもヒントを得られる。著「家庭でできる 自然療法」によると、その病気に効果のあるものが記載されてはいるが、基本的には肉食、白砂糖、乳製品、過食をやめ植物性のものをよく噛んで食べることが記載されている。
病気や問題が起きると、その部分に目がいってしまうのだが、広い視野をもって根本を探ることで原因をつきとめ、問題解決に近づくことができるのではないだろうか。