ばあちゃん家暮らし

空き家になっているばあちゃん家で、豊かでていねいな暮らしを目指したまいにちのきおく。

28日目

ばあちゃん家暮らし28日目

 

朝食:玄米 納豆 梅干し

昼食:だんご汁ふるまい 実家 うどん

夕食:玄米 おから豆腐バーグ 味噌汁 昆布椎茸の佃煮

 

近くで駅伝の予選があり、毎年恒例で応援に行く。毎年ふるまいのお汁があったのだが、今年は初めてだんご汁を食べる。近所のおばちゃん、おじちゃんが自分の畑で採れた野菜をメインに各自下ごしらえをして調理しているそうだ。当日もすべてボランティアでふるまっている。体を悪くして会場に行けない人であっても、事前に自宅で野菜を切って用意していたそうだ。地域を愛し、全国から訪れる人たちに暖かい食べ物を提供したいと思う姿勢は尊敬する。

 

夏畑でスナップエンドウ、そら豆の種下ろしをする。

 

あずきを収穫。お店で買うものよりも丸く、太っている。数量は少ないが、はやく味わってみたい。

 

 

 

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腐葉土の中に試しに植えてみたニンニクが発芽。

 

草を退けてみると、大根、白菜、水菜、ごぼうは発芽していた。水をあげず、乾燥していた土地だったが、やはり生命の力は強い。順調に生長していってほしい。

 

 

夕方、山に栗を拾いに行く。途中、丸く太ったクヌギがたくさん落ちていたので拾う。子どもたちに見せたい。

 

山の中は新しい栗は落ちておらず、すべて猪が食べた形跡があった。10月上旬に一度来るべきだった。残念である。来年は台風が来た翌日と9月上旬、10月中旬に行くようにしたい。

 

栗はなかったので銀杏を探しに行くと、たくさん実が落ちていた。実を臭うと、あの独特の刺激臭がした。ビニール袋半分ほどの銀杏を拾い満足。

銀杏はバケツに移し、腐るまで数週間待つ。その後、ゴム手袋をして流水で何度もこすり洗いをしながら皮をはがしていく。その後、数日天日干しをして完全に乾かしたら銀杏の下処理の終了。

 

父が子どもの頃は今以上に銀杏が落ちていて、その実を取りに行く手伝いをし、下処理後に祖父母が売りに出していたそうだ。集落の中では、うちの土地にしか銀杏の木が生えていない。家から山に銀杏の木が色づいているのが一目でわかり、それを目安に山へ足を運んだそうだ。

当時の名残で肥料の入っていたビニール袋が置いてあった。

 

むべが色づいていたので収穫。あけびとの違いは、葉が枯れずに一年中緑色をしていること。また、実があけびのように割れることはないそうだ。

追熟して味見をしたい。

 

 むべとくぬぎ

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