ばあちゃん家暮らし

空き家になっているばあちゃん家で、豊かでていねいな暮らしを目指したまいにちのきおく。

11日目

ばあちゃん家暮らし11日目

 

朝食:ばあちゃん家 玄米 味噌汁 大豆お焼き

昼食:給食 玄米 味噌汁 わかめときょうり酢の物 魚竜田揚げ なし

夕食:ばあちゃん家 玄米 味噌汁 大豆お焼き

 

朝から煮大豆を潰し、玉ねぎ、人参、椎茸を炒め、すりおろした山芋、椎茸だしと一緒に混ぜ入れる。つなぎに小麦粉を入れて油をひいて焼く。あまりに粘り気が強いため、ひっくり返せず、もんじゃ焼きのようになってしまう。もっと小麦粉を入れた方がいいのかもしれない。

煮大豆を潰してハンバーグ風にするには、水分が多いためつなぎが重要になってくる。卵、肉を入れずに作るには小麦粉が大切なつなぎの役割。自分好みの味に仕上げるにはレシピに頼らないで作る。

 

 

もっとお金が欲しい、稼ぎたいと言う人がいる。

お金ばあれば贅沢できる。欲しいものが買える。将来介護が必要になっても大丈夫。稼ぎが多ければそれだけ地位も高く、他の人から尊敬される、慕われる。豊かになるためにはお金がいる。

しかし、本当にお金があることで豊かに暮らすことができるだろうか。お金を得ることで心は満たされるのだろうか。

 

確かにお金があれば買い物ができるし、ものがすぐに手に入る。壊れたとしてもお金があれば新しいものを購入することができる。

お金があれば娯楽を楽しめる。レラクゼーション、マッサージ、整体、ダイエット、美容など体を綺麗に保つための娯楽。テーマパークに水族館、動物園、カラオケ、ボーリングなど快感、楽しさを味わうための娯楽。

 

しかし、お金で買うことができないものにこそ、私たちは豊かに暮らすことができる。

お金で支払ったものは人の手で施された人工的なものである。ものは壊れたら修理し、また使えるようにできる。古くから使っていたものは使い勝手が良いし、たくさんの思い出が詰まっている大切なもの。

 

めまぐるしく、忙しく毎日を過ごす生活では、日々を必死に生きるため疲労しきっている。自然に囲まれた環境は、心を癒し、穏やかにしてくれる。初心を見つめ直すよう、気づかせてくれるのも自然の存在だ。

 

お金では、真の信頼関係は作れない。人と人とのつながりはお互いに歩み寄り、何度も積み重ねていくうちに築いていく。

 

豊かさってなに?と問われてもこれといった答えは出ないけれど、

少なくとも、自然広がる中で、人とのつながりや思い出が私たちの心を豊かにしてくれるのではないか。

 

 一日をていねいに生きること。自分中心でなく、自然中心で物事を捉え、感謝しながら生きることが豊かに生きていくことだと私は思う。