ばあちゃん家暮らし

空き家になっているばあちゃん家で、豊かでていねいな暮らしを目指したまいにちのきおく。

84日目

ばあちゃん家暮らし84日目

 

朝食 白米 納豆 味噌汁

昼食 白米 味噌汁 りんご

夕食 マクロビ弁当 玄米 麩のてんぷら マカロニサラダ 大豆バーグ 牡蠣もどきフライ はりはり漬け カブの酢の物 厚揚げのあんかけ

 

夕食は父母がデパートへ行き、マクロビの惣菜店で買ってきてくれたお弁当。そのデパートへ行くといつも買ってきてくれる惣菜だ。

マクロビの惣菜や料理は値段が高い。需要が少ないからその分単価を上げるのであろう。

 

それにしても、今の日本の食や素材の値段はあまりにも安すぎると思う。

 

野菜はその代表だ。

少しでも値段が上がると消費者は「高い」と感じ、買うことを控えたり、輸入物の安い方を選んで買ったりする。野菜が売れなくなることで、農家は大量生産をして生計を立てていくことをやむを得ない。その結果、消費についていけず余っていく野菜たちは、大量に廃棄される。これでは農家が減少していき、田畑が必要なくなる。そうすると田畑が宅地へと変わり、日本の原風景は消滅、そこに住む生き物たちも姿を消し、環境破壊へと繋がっていく。

大げさであるかもしれないが、そうならないとは言い切れない。

 

だから、みな食に対して関心を向けるべきだと思う。食べ物を作る過程を知り、丹精込めて作っているものをこんなに安価で販売してはいけないと気づくべきだ。

 

私は野菜づくりや自給する生活を通してそれに気づいた。

豆腐を作るにも、どれだけの大豆が必要か。その大豆は4月から種を蒔き、新芽をナメクジに食べられたため、その後4回種をまき、8月には台風がきて壊滅状態になり、それでも収穫した大豆はほんのわずかで今年は大豆で豆腐が作れなかった。そのくらい育てるには、時間がかかり苦労するのだ。それなのに1丁100円前後の単価とは悲しい。

 

私自身も食にもっと関心を持ちたいと思う。